たまたま古本屋で買ったホームレコーディングに関する本をめくっていると、モニタ用ヘッドフォンの比較レビュー記事があった。安くても市場価格が18,000円は下らないプロ用機器が並ぶ中で唯一6千円で買えるモデルが紹介されていた。それがサウンドハウスという音楽専門ショップのショップブランドらしいクラシックプロという音響機器製品ブランドのモニタ用ヘッドフォンCPH7000だ。
ふーん、買ってしまおうかなあなどと給料日直後特有の心理状態でヤフオクや楽天、Amazonを見ていると、何とAmazonで3,980円で売られているのを発見してつい反射的に買ってしまった。あとで冷静に考えると、うちには激安ヘッドフォンの名機AIWA HP-122があり、急いで買うほどのものであったかどうかは不明だ。しかし値段も高くないし、まあちょうど最近ギターやウクレレへの情熱がティーンエイジャーの頃のように甦ってきたところなんで、まあいいかと思う。この思考回路が俺の蓄財を妨げてきたわけだが。
そして金曜の夜中に注文して日曜にはもう届いた。製造元どころか製造国でさえ書いてないシンプルなパッケージ(まあ拉麺や気功が生まれたのと同じ国であろうが)には驚いた。何はともあれ、さっそく先日のiPhoneにつないで音を確かめてみる。その雑誌の記事や製品パッケージにもあったが、しばらく、具体的には100時間程度のエージング(稼動部が自然に動くようになるまでの慣らし運転のこと)が必要というのであまり期待はしていなかった。
しかし音質は俺がもっている2〜3千円レベルのものから比べれば、十分に高い。確かに音はまだシャリシャリしていて滑らかではないが、とにかく分解能がよく1つ1つの楽器の音や定位がしっかり聴こえる。そもそもダイナミックレンジが10Hz〜30KHzという、素晴らしい広さを誇っている。
現時点の結論としては、普通に音楽を聴く分なら必ずしも勧められるわけではないが、ホームレコーディング用モニタとしては言うことない。またヘッドフォンのアーム部分もわりと柔らかく、装着感も悪くない。裏を返せばホールドが甘く、スピーカーと耳の間に不要な距離ができてしまい、低音の鳴りや高音の抜けを甘くする原因にはなりそうだが。
いずれにせよ、現時点としてでもうちで一番音質のいいヘッドフォンにはなりそうだ。エージングが進行したところで再度音を確かめて報告したい。
2009年10月25日
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